カラーリフォーム(色修正)~正絹ゆかた

正絹ゆかた。
エリ元の汚れが気になるとのことで、しみ抜きで持ってこられました。
お盆の休み明けで、気持ちも緩みきっていますが、ここは気合いを入れなおして・・・!
画像を見てお分かりのように、衿元が白くなっています。
正絹ゆかた

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勘違いされやすいのですが、これはしみではありません。
上の画像は、すでに油性処理(ドライクリーニング)、水性処理(ウェットクリーニング)両方で処置したものですが、ほとんど持ってこられた時の状態と変わりません。

先にも述べましたが、これは しみ ではなくて、使用による 傷、スレ なんです。
衿元は特に、肌に直に触れてしまうので、汗の影響をうけやすいんです。
この品物は、首のスレで繊維が毛羽立ち、汗で若干染料が退色しているようです。
この手の使用感といいましょうか、使用による傷は、直接肌に触れる袖口なども多く見受けられます。

当店では しみ抜き ではなく 直し(リフォーム)の方になりますと一応説明してから処置に取り掛かります。
直しも針と糸の直しもあるので、このような色修正は当店のメニューで「カラーリフォーム」と言ってます。詳しくは当店のページへ・・・。

毛羽立ちは、カットして、退色している色を補います。
カラーリフォーム 色修正

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そして完成。
yukata_03suuseigo.jpg

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きれいに色を補うことができました。